ふと佳絵羅お姉ちゃんのところを見ると、周りの桔梗学園の生徒らしき人たちが、じっと佳絵羅お姉ちゃんを見ていた。
でも、佳絵羅お姉ちゃんは、そんなこと気にせず史絵たちと話していた。
「うわぁ、これは登校初日からモテモテだぞ」
「そうだね!さすが佳絵羅、メモメモっと」
「何をメモっとるんだ…」
男子に全く興味を持っていない佳絵羅お姉ちゃんに見えるけど、一つだけ晶たちが知らないことがある。
私と奈津だけが知っていること。
実は、佳絵羅お姉ちゃんは、奈津たちのサッカーの先輩だった泉恭也(いずみきょうや)先輩と付き合っている。
もちろん、恭也先輩も桔梗学園に通っていてサッカー部だ。
何故ほかの人に言わないかって言うと、本人曰く恥ずかしいらしい。
私は別に、恥ずかしくないと思うんだけどね。
私は、チラッと奈津たちの方を見る。
奈津たち三人は、電車を乗る前から何かを話している。
(何の話しているのかな?)
何だか奈津が少し怒ったり、慌てたりしている。
これはこれで、見てるだけで面白いかも。
そんなことを考えていると、私たちが降りる駅に電車は止まった。
「よーし!降りるぞ!」
「もう史絵は、随分と行く気満々ですね」
「だって、高校生だよ!」
私よりも、受験勉強を頑張ったのは史絵だった。
翔くんと同じ学校に行きたいってことで、もう勉強をして、ギリギリで受かった。
でも、佳絵羅お姉ちゃんは、そんなこと気にせず史絵たちと話していた。
「うわぁ、これは登校初日からモテモテだぞ」
「そうだね!さすが佳絵羅、メモメモっと」
「何をメモっとるんだ…」
男子に全く興味を持っていない佳絵羅お姉ちゃんに見えるけど、一つだけ晶たちが知らないことがある。
私と奈津だけが知っていること。
実は、佳絵羅お姉ちゃんは、奈津たちのサッカーの先輩だった泉恭也(いずみきょうや)先輩と付き合っている。
もちろん、恭也先輩も桔梗学園に通っていてサッカー部だ。
何故ほかの人に言わないかって言うと、本人曰く恥ずかしいらしい。
私は別に、恥ずかしくないと思うんだけどね。
私は、チラッと奈津たちの方を見る。
奈津たち三人は、電車を乗る前から何かを話している。
(何の話しているのかな?)
何だか奈津が少し怒ったり、慌てたりしている。
これはこれで、見てるだけで面白いかも。
そんなことを考えていると、私たちが降りる駅に電車は止まった。
「よーし!降りるぞ!」
「もう史絵は、随分と行く気満々ですね」
「だって、高校生だよ!」
私よりも、受験勉強を頑張ったのは史絵だった。
翔くんと同じ学校に行きたいってことで、もう勉強をして、ギリギリで受かった。



