その後は、コーヒーカップ、バルーンフライト、空中ブランコに乗った。
そして、今は一番怖いとされるお化け屋敷に来ている。
『なんか、面白そうだね!』
ルルは、あちこちを見ている。
ハヤテは、そんなルルに呆れる。
『お前に怖い物はないのかよ……』
何かを期待していたのか、がっくりしていた。
その逆に私はというと。
「こ、怖い……!!」
私は、怖いものは苦手だった。
怖い話すら駄目なのに、お化け屋敷とかは本当に無理だった。
「だから辞めるかと聞いたのに」
「だって……」
だって奈津、入りたがってたし……。
ここまで私の乗りたいものに付き合わせたし、奈津の乗りたいものや、入りたいものとかあるのに。
「ばぁ!」
「きゃぁ!」
当然隣から幽霊が出てきて、私は奈津に飛びつく。
「の、望美落ち着け!」
「こ、怖い!!」
やっぱり、お化け屋敷に入るんじゃなかった。
足すくんで動けそうにないし、奈津に迷惑かけちゃった……。
「望美、大丈夫だよ」
奈津は、私の頭を優しく撫でてくれる。
「奈津……?」
「怖くないよ、怖くない」
「怖くない」という言葉を、奈津は呪文のように言い続ける。
そして、今は一番怖いとされるお化け屋敷に来ている。
『なんか、面白そうだね!』
ルルは、あちこちを見ている。
ハヤテは、そんなルルに呆れる。
『お前に怖い物はないのかよ……』
何かを期待していたのか、がっくりしていた。
その逆に私はというと。
「こ、怖い……!!」
私は、怖いものは苦手だった。
怖い話すら駄目なのに、お化け屋敷とかは本当に無理だった。
「だから辞めるかと聞いたのに」
「だって……」
だって奈津、入りたがってたし……。
ここまで私の乗りたいものに付き合わせたし、奈津の乗りたいものや、入りたいものとかあるのに。
「ばぁ!」
「きゃぁ!」
当然隣から幽霊が出てきて、私は奈津に飛びつく。
「の、望美落ち着け!」
「こ、怖い!!」
やっぱり、お化け屋敷に入るんじゃなかった。
足すくんで動けそうにないし、奈津に迷惑かけちゃった……。
「望美、大丈夫だよ」
奈津は、私の頭を優しく撫でてくれる。
「奈津……?」
「怖くないよ、怖くない」
「怖くない」という言葉を、奈津は呪文のように言い続ける。



