「もぅ、ルルったら」
私と奈津は、顔を見合わせて笑った。
でも、メリーゴーランドを乗るのはいいけど、馬車があったり、椅子があったり、どれに乗ろうかな?
「望美」
「なに?」
奈津は、近くにあった馬にまたがると、私に手を差し出す。
「一緒に乗ろうぜ」
「え、いいの?」
私は、奈津の手をつかむ。
「あぁ、俺は望美と乗りたい」
私は、そのまま奈津の前に座る。
「な、何かちょっと恥ずかしいよ…」
「だけど、これの方がお互い近くに感じるだろ?」
「う、うん……」
なんか、奈津らしくないこと言うなぁ。
『あいつもあいつで恥ずかしがってるけど、今日は頑張るみたいだな』
『そうなの?』
『あぁ、昨日の夜にな、望美には思ったことをちゃんと言うって、自分に言い聞かせていたよ』
『へー、やるじゃん奈津』
それからメリーゴーランドは動き始める。
奈津は、メリーゴーランドが終わるまで、私の手を握っていてくれた。
(奈津の温もりを感じる)
いつもより近くに居るせいなのか、今までよりはっきりと温もりを感じた。
私と奈津は、顔を見合わせて笑った。
でも、メリーゴーランドを乗るのはいいけど、馬車があったり、椅子があったり、どれに乗ろうかな?
「望美」
「なに?」
奈津は、近くにあった馬にまたがると、私に手を差し出す。
「一緒に乗ろうぜ」
「え、いいの?」
私は、奈津の手をつかむ。
「あぁ、俺は望美と乗りたい」
私は、そのまま奈津の前に座る。
「な、何かちょっと恥ずかしいよ…」
「だけど、これの方がお互い近くに感じるだろ?」
「う、うん……」
なんか、奈津らしくないこと言うなぁ。
『あいつもあいつで恥ずかしがってるけど、今日は頑張るみたいだな』
『そうなの?』
『あぁ、昨日の夜にな、望美には思ったことをちゃんと言うって、自分に言い聞かせていたよ』
『へー、やるじゃん奈津』
それからメリーゴーランドは動き始める。
奈津は、メリーゴーランドが終わるまで、私の手を握っていてくれた。
(奈津の温もりを感じる)
いつもより近くに居るせいなのか、今までよりはっきりと温もりを感じた。



