「今の……?」
何だったんだろう?あの子…。
何処かで見覚えがあったようなぁ?
それに、一瞬だけ赤い鱗粉が見えた気がしたけど…?
「望美、どうしたの?」
隣では、咲楽が本を読みながら、私を心配した表情で見ていた。
「大丈夫!行こっか」
私たちは、沙弥佳たちを追いかけた。
真紅の蝶は、私の鞄の上に止まると、そのまま姿を消した。
電車に乗って、桔梗学園が見えてくると、私は緊張してきていた。
「うぅ、何か緊張してきた」
『何で望美が緊張するの?ただ歩くだけじゃん』
「いや、ちょっと部活のことを考えて」
中学の部活のことを考えると、高校で上手くやっていけるか自信がなかった。
『大丈夫だよ!だって望美には、このルルが付いてるんだから!』
ルルはそう言い、胸を張る。
それがちょっと頼もしく見えて、つい笑ってしまった。
『あー、もしかして信じてない?!』
「信じてるよ、これからも」
思ったことが口に出て、ちょっと自分でも驚いた。
『そ、そっか!』
ルルは、照れているのか、そのままアカツキたちの所へと戻った。
「大丈夫だよ望美、ルルだけじゃなくて、私たちも居るんだから!」
晶と沙弥佳が、私の手を握る。
それが温かくて、心地よかった。
「うん、ありがとう二人とも」
何だったんだろう?あの子…。
何処かで見覚えがあったようなぁ?
それに、一瞬だけ赤い鱗粉が見えた気がしたけど…?
「望美、どうしたの?」
隣では、咲楽が本を読みながら、私を心配した表情で見ていた。
「大丈夫!行こっか」
私たちは、沙弥佳たちを追いかけた。
真紅の蝶は、私の鞄の上に止まると、そのまま姿を消した。
電車に乗って、桔梗学園が見えてくると、私は緊張してきていた。
「うぅ、何か緊張してきた」
『何で望美が緊張するの?ただ歩くだけじゃん』
「いや、ちょっと部活のことを考えて」
中学の部活のことを考えると、高校で上手くやっていけるか自信がなかった。
『大丈夫だよ!だって望美には、このルルが付いてるんだから!』
ルルはそう言い、胸を張る。
それがちょっと頼もしく見えて、つい笑ってしまった。
『あー、もしかして信じてない?!』
「信じてるよ、これからも」
思ったことが口に出て、ちょっと自分でも驚いた。
『そ、そっか!』
ルルは、照れているのか、そのままアカツキたちの所へと戻った。
「大丈夫だよ望美、ルルだけじゃなくて、私たちも居るんだから!」
晶と沙弥佳が、私の手を握る。
それが温かくて、心地よかった。
「うん、ありがとう二人とも」



