【望美】
それから放課後になって、私は美術室に向かった。
『楽しみだね、絵を描くの』
「そうだね」
今の私は、絵が描きたくて仕方がなかった。
美術室の扉を開けて中へと入る。
「こんにちは!」
「あら、莎々原ちゃん!早いわね」
中には既に杏鈴さんが居た。
「杏鈴さんも早いですよ」
「そうかなぁ?それより、手伝ってもらっていい?」
「あ、はい!」
鞄を机の上に置き、杏鈴さんと一緒にイーゼルを運び出す。
「よし、これでいいかな」
「こんにちは!」
「お、きたきた」
天翔先輩と若菜先輩が教室の中へと入ってくる。
「望美ちゃん、早いねぇ」
「私の後に来たんだよ、素晴らしい子だよ」
「いえ、そんな!」
大げさに褒められて照れてしまう。
「私は、早く絵が描きたかったので…」
「でも、絵を描きたいと思うのはいいことだと思うよ」
天翔先輩優しいなぁ…。
「なになに天翔、望美ちゃんのこと本気で好きなの?」
「お、おい若菜!」
「ん?」
天翔先輩は、若菜先輩の口を抑えていた。
(先輩たち仲いいなぁ)
それから放課後になって、私は美術室に向かった。
『楽しみだね、絵を描くの』
「そうだね」
今の私は、絵が描きたくて仕方がなかった。
美術室の扉を開けて中へと入る。
「こんにちは!」
「あら、莎々原ちゃん!早いわね」
中には既に杏鈴さんが居た。
「杏鈴さんも早いですよ」
「そうかなぁ?それより、手伝ってもらっていい?」
「あ、はい!」
鞄を机の上に置き、杏鈴さんと一緒にイーゼルを運び出す。
「よし、これでいいかな」
「こんにちは!」
「お、きたきた」
天翔先輩と若菜先輩が教室の中へと入ってくる。
「望美ちゃん、早いねぇ」
「私の後に来たんだよ、素晴らしい子だよ」
「いえ、そんな!」
大げさに褒められて照れてしまう。
「私は、早く絵が描きたかったので…」
「でも、絵を描きたいと思うのはいいことだと思うよ」
天翔先輩優しいなぁ…。
「なになに天翔、望美ちゃんのこと本気で好きなの?」
「お、おい若菜!」
「ん?」
天翔先輩は、若菜先輩の口を抑えていた。
(先輩たち仲いいなぁ)



