シンクは、手のひらに力を込めると、私の小指の爪に、蝶の紋章を刻んだ。
「蝶の紋章?」
『おまじないだよ。望美を助けてくれるからね』
シンクは、そういい笑顔を向ける。
「いいなぁ。シンク、私にも勉強力が上がるおまじないかけてよ!」
『ごめんなさい。これは、私のおまじないは、恋愛にしか効かないの』
「そ、そっかぁ」
晶は、がっかりして肩を落とす。
『安心しろ晶、お前の勉強力は俺が上げてやる』
アカツキは、参考書を読みながらそう言う。
「お、お手柔らかにお願いします…」
晶も大変だね……。
『沙弥佳は、何かないの?』
「え?」
カラに言われた沙弥佳は、考え込む。
「うーん、今は好きな人居ないから、特にないかな」
『そっか』
さっき教室から出ていった奈津と成瀬くんが帰ってきた。
「おかえり奈津」
「あ、あぁ。何の話してたんだ?」
『おまじないの話だよ』
「おまじないの話?」
成瀬くんと奈津は、首を傾げた。
「蝶の紋章?」
『おまじないだよ。望美を助けてくれるからね』
シンクは、そういい笑顔を向ける。
「いいなぁ。シンク、私にも勉強力が上がるおまじないかけてよ!」
『ごめんなさい。これは、私のおまじないは、恋愛にしか効かないの』
「そ、そっかぁ」
晶は、がっかりして肩を落とす。
『安心しろ晶、お前の勉強力は俺が上げてやる』
アカツキは、参考書を読みながらそう言う。
「お、お手柔らかにお願いします…」
晶も大変だね……。
『沙弥佳は、何かないの?』
「え?」
カラに言われた沙弥佳は、考え込む。
「うーん、今は好きな人居ないから、特にないかな」
『そっか』
さっき教室から出ていった奈津と成瀬くんが帰ってきた。
「おかえり奈津」
「あ、あぁ。何の話してたんだ?」
『おまじないの話だよ』
「おまじないの話?」
成瀬くんと奈津は、首を傾げた。



