私がそう言うと、奈津は顔を真っ赤にする。
「可愛いのは、お前だよ」
「なに?」
奈津が小さく何かを言ったように聞こえたけど。
「何でもない」
奈津は、私の手を掴む。
「帰るか」
「うん」
『おーい、二人の世界に入るのは良いけどさ、こいつ誰?』
ハヤテは、ルルの隣にいるシンクに指を指す。
『私は、シンク!』
シンクは、その場でぐるっと回った。
「シンク?」
「真紅の妖精なんだって、でも主が誰だったのか覚えていないらしくて」
「え、そうなのか?!」
やっぱり驚くよね。
私も主を覚えていない妖精なんて、初めて会ったし。
「ねぇシンク、本当に覚えていないの?」
『うーん』
シンクは、自分の髪をクルクルと指先で遊ばせながら考えた。
しかし……。
『わかんない!』
「おいおい…!」
「可愛いのは、お前だよ」
「なに?」
奈津が小さく何かを言ったように聞こえたけど。
「何でもない」
奈津は、私の手を掴む。
「帰るか」
「うん」
『おーい、二人の世界に入るのは良いけどさ、こいつ誰?』
ハヤテは、ルルの隣にいるシンクに指を指す。
『私は、シンク!』
シンクは、その場でぐるっと回った。
「シンク?」
「真紅の妖精なんだって、でも主が誰だったのか覚えていないらしくて」
「え、そうなのか?!」
やっぱり驚くよね。
私も主を覚えていない妖精なんて、初めて会ったし。
「ねぇシンク、本当に覚えていないの?」
『うーん』
シンクは、自分の髪をクルクルと指先で遊ばせながら考えた。
しかし……。
『わかんない!』
「おいおい…!」



