その時―――
『さっきから、聞いていたけど。貴方酷いことするのね…』
私の体から、赤い光の粒が浮上する。
『な、なに……?』
「新しい妖精?」
赤い光の粒は、一匹の蝶へと変わる。
『この感じ…、さっき感じた光』
「なんで、妖精が生まれるの?てか、妖精?」
蝶は、一人の妖精へと姿を変えた。
『ふぅ……』
赤い髪がなびき、赤を基調とした服装。
瞳の色は、七色だった。
『なんで、妖精が二人もいるの?妖精は、人には一人しか居ないはずなのに…』
『そんなことないよ』
「え?!」
私は、この子に見覚えがあった。
(確か…、夢の中で)
『私は、真紅の妖精のシンク。一人ぼっちの妖精だよ』
「真紅の妖精…?」
『一人ぼっちの妖精?なにそれ?』
『その前に、貴方!』
シンクは、有水に近寄る。
『人を階段から落とすなんて、なんて危ないことするの?!』
「出てくるなりお説教?!」
『ルルを離して』
「は、はい……」
有水は、素直にルルを離す。
『望美!大丈夫?!』
「うん……」
頭が痛いけど、意識は飛ばずにすんだ。
『見せて』
『さっきから、聞いていたけど。貴方酷いことするのね…』
私の体から、赤い光の粒が浮上する。
『な、なに……?』
「新しい妖精?」
赤い光の粒は、一匹の蝶へと変わる。
『この感じ…、さっき感じた光』
「なんで、妖精が生まれるの?てか、妖精?」
蝶は、一人の妖精へと姿を変えた。
『ふぅ……』
赤い髪がなびき、赤を基調とした服装。
瞳の色は、七色だった。
『なんで、妖精が二人もいるの?妖精は、人には一人しか居ないはずなのに…』
『そんなことないよ』
「え?!」
私は、この子に見覚えがあった。
(確か…、夢の中で)
『私は、真紅の妖精のシンク。一人ぼっちの妖精だよ』
「真紅の妖精…?」
『一人ぼっちの妖精?なにそれ?』
『その前に、貴方!』
シンクは、有水に近寄る。
『人を階段から落とすなんて、なんて危ないことするの?!』
「出てくるなりお説教?!」
『ルルを離して』
「は、はい……」
有水は、素直にルルを離す。
『望美!大丈夫?!』
「うん……」
頭が痛いけど、意識は飛ばずにすんだ。
『見せて』



