「今日は、ありがとうございました」
「また来てね」
私は、美術部を後にして、校門へと向かった。
「奈津たち、終ったかな?」
窓の外を見てみると、奈津たちはまだサッカーをしていた。
「見に行こっと」
階段を降りようとした時、踊り場に誰かが居るのに気づいた。
「誰だろ?」
『あの子!』
よく見ると、さっき奈津に告白してきた有水が、窓の外を見ていた。
「有水さん?」
名前を呼ばれた有水は、ハッとして振り返った。
「びっくりした。あなたか…」
「ごめんなさい。驚かせるつもりはなくて」
「べつに良いですよ」
有水は、そう言い再び窓の外を見る。
「ねぇ、貴方はどうやって奈津くんを落としたの?」
「え?」
今何聞かれた?
落としたってどういうこと?
「だから!どうやって惚れさせたのよ!」
「そ、そんなこと聞かれても……」
そんなこと、落としたとか聞かれても答えられないよ。
(あれ…?奈津は、いつ私を好きになったんだっけ?)
確か…、私の笑顔に惹かれて。
私も奈津の笑顔が大好きで。
「また来てね」
私は、美術部を後にして、校門へと向かった。
「奈津たち、終ったかな?」
窓の外を見てみると、奈津たちはまだサッカーをしていた。
「見に行こっと」
階段を降りようとした時、踊り場に誰かが居るのに気づいた。
「誰だろ?」
『あの子!』
よく見ると、さっき奈津に告白してきた有水が、窓の外を見ていた。
「有水さん?」
名前を呼ばれた有水は、ハッとして振り返った。
「びっくりした。あなたか…」
「ごめんなさい。驚かせるつもりはなくて」
「べつに良いですよ」
有水は、そう言い再び窓の外を見る。
「ねぇ、貴方はどうやって奈津くんを落としたの?」
「え?」
今何聞かれた?
落としたってどういうこと?
「だから!どうやって惚れさせたのよ!」
「そ、そんなこと聞かれても……」
そんなこと、落としたとか聞かれても答えられないよ。
(あれ…?奈津は、いつ私を好きになったんだっけ?)
確か…、私の笑顔に惹かれて。
私も奈津の笑顔が大好きで。



