妖精の心を貴方に2 真紅の妖精

(死なないでくれ)

俺は、まだお前に伝えたいことが――

俺は、全力で走って病院に向かった。

病院についたのは、それから約一時間後くらいだった。

俺は、田星達が居るところに向かう。

「田星!望美は――」

目の前を見た時、そこには集中治療室と書かれていた。

「集中治療室……。そんなに、酷いのか…」

田星は、涙を拭って言う。

「頭を強く打ってるみたいなの…、それで…、出血が酷くて…」

俺は、その場に膝をついた。

『ルルは?!』

ハヤテは、ルルの姿を探した。

ルルは、アカツキに抱えられていた。

『ルル!!』

ハヤテは、慌ててルルの傍に行く。

『ルル、どうした?!』

『急に息が荒くなったんだ』

『まさか…』

俺は気づいた。

それは、望美が影響しているんじゃないかって。

それはつまり…。

(望美が…、死ぬかもしれないのか…)

そんな…。

「奈津!」

後ろの方で新達が走ってきた。

「新…」

「一体どうしたんだ?!」

新は、椅子に座って泣いている水無月を見つけて傍に駆け寄る。

「有水…」

「あ、新…」

水無月は、新に抱きついて声を上げて泣き始めた。

その後、玲緒や柳原達も駆けつけた。

そして、集中治療室から看護師が出てきた。

「すみません、どなたか輸血出来る方いませんか?!」

「何型ですか?」

「AB型のRH-です」

みんなは顔を見合わせた。