妖精の心を貴方に2 真紅の妖精

「それに、フレイアが消えたら。フレイもきえる」

『う、嘘だろ…』

『事実だ。この紋章がその証だからな。俺達は、双子だが一人の妖精でもあるんだ』

一人の妖精でもある…。

「そこで、有水のことを話しておく」

「聞くよ、水無月の話」

「助かるよ」

新は、水無月のことを話してくれた。