「出来ました」

『おぉー!さすが佳絵羅』

私は、恥ずかしくて頬を染める。

「は、恥ずかしいよ…」

「恥ずかしくなんかありません!」

佳絵羅は、携帯で写真を連写している。

「お、どんな感じ?」

控え室に、晶達が入ってきた。

「とても、可愛く出来ました」

佳絵羅は、満足気に頷く。

「中々いい出来じゃん」

「可愛いよ望美」

「なんで私だけ着ないといけないの?」

「だって、私達昨日着たし、着てないの望美だけだからね」

私は、がっくりして肩を落とす。

「ねぇ、それよりも」

晶が私の肘をつついてくる。

「あんたと奈津さ、いつ寄り戻したのよ」

「…はい?」

一体なんのこと?

「だって、望美と奈津さん朝仲良く登校してきたでしょ?」

「あー、あれは!」