妖精の心を貴方に2 真紅の妖精

『ねぇ、お母様!行こう!』

『分かった!』

アクは、ヴィーナス手を引きながら奥へと戻る。

『今度はね、僕たちの体を治してくれる妖精だよ!』

『そうか…』

『名前、僕が考えたんだ!』

アクは、ヴィーナスの手を離し、希望のみちた目でヴィーナスを見る。

『名前はね“アスナ”!』

『とてもいい名前だ』

ヴィーナスは、アクに微笑む。

『他にもまだ沢山いるんだ!早く行こう!』

生まれた妖精は、人間の心へと送られる。

『楽しみだなぁ〜』

アクは、笑いながら部屋の中に入る。

『本当に……楽しみだ…』