【??】
『あれ……、あいつがいない?』
部屋の中を確認すると、そこにいるはずの奴が居なかった。
『可笑しいな……。この部屋から出ることなんて出来ないはずだが……』
『どうかしたのか?』
俺の後に、主が現れる。
『奴が消えたよ、どうすんの“ヴィーナス”』
『まさか…、本当に居なくなったのか?!』
俺は、手のひらに映像を出して、ヴィーナスに見せる。
『ほら、居ないだろ?』
『……』
ヴィーナスは、焦ったように俺に言う。
『今すぐ探すんだ!あの子は、外に出るのはまだ早い!』
『分かってる。だけど、少し時間かかるな……』
『早く頼む!オルド!』
俺は、名前を呼ばれ首に下げてある鍵を取る。
『了解、ちょっくら人間界行ってくる』
目の前に大きな扉が現れ、鍵穴に鍵を差し込む。
その時、後ろから走ってくる足音が聞こえた。
『ねぇお母様!また生まれたよ!僕の妹……―――』
少年は、俺をじっと見る。
『オルド、何処かに行くの?』
『ちょっとな…。ヴィーナスから離れるなよ“アク”』
『はーい!オルドいってらっしゃい!』
俺は、ヴィーナスに目を向ける。
『頼んだぞ』
『はいはい』
俺は、扉の中へと消えた。
『あれ……、あいつがいない?』
部屋の中を確認すると、そこにいるはずの奴が居なかった。
『可笑しいな……。この部屋から出ることなんて出来ないはずだが……』
『どうかしたのか?』
俺の後に、主が現れる。
『奴が消えたよ、どうすんの“ヴィーナス”』
『まさか…、本当に居なくなったのか?!』
俺は、手のひらに映像を出して、ヴィーナスに見せる。
『ほら、居ないだろ?』
『……』
ヴィーナスは、焦ったように俺に言う。
『今すぐ探すんだ!あの子は、外に出るのはまだ早い!』
『分かってる。だけど、少し時間かかるな……』
『早く頼む!オルド!』
俺は、名前を呼ばれ首に下げてある鍵を取る。
『了解、ちょっくら人間界行ってくる』
目の前に大きな扉が現れ、鍵穴に鍵を差し込む。
その時、後ろから走ってくる足音が聞こえた。
『ねぇお母様!また生まれたよ!僕の妹……―――』
少年は、俺をじっと見る。
『オルド、何処かに行くの?』
『ちょっとな…。ヴィーナスから離れるなよ“アク”』
『はーい!オルドいってらっしゃい!』
俺は、ヴィーナスに目を向ける。
『頼んだぞ』
『はいはい』
俺は、扉の中へと消えた。



