『ただいまー!』
「し、シンク?!」
『ん?』
シンクは、首をかしげて私の元に来る。
『なになに?どうしたの?』
「いや…、その…」
な、なんて言うべきなのかな?
ここは、正直に言うべきなのかもしれないけど、ルルがまだ雪南のこと疑ってるし、もしシンクに本当のこと言ったら、絶対ついて行っちゃう。
「あんたが、シンクか?」
『誰この人?』
「青柳雪南だ。あんたの持ち主からお前を探してほしいと言われてたんだ」
『奇跡が…?』
「奇跡?」
『な、何でもない!』
シンクは、慌てて自分の口を抑える。
『ほ、ホントにその人が私を貴方に探してほしいって頼んだの?』
「あぁ」
『なら大丈夫だよ。今会ってきたから』
「えっ?!」
『会ってきたの?!』
私達は、驚いてシンクに目を向ける。
「会ってきたってことは、記憶が戻ったの?」
『そういうわけじゃないけど、何か引き寄せられる感じがして、その気配を追ったら偶然そこにいて』
偶然で会うものなの?!
それに、何かに引き寄せられたって?
「なら、いいや。持ち主に会えたならそれでいいし」
雪南は、鞄を持って階段を降りて行く。
「あ、あの!」
「なに?」
「えっと…、ありがとう」
「?何でお礼言われるの?」
つ、ついありがとうだなんて言ってしまった。
「し、シンク?!」
『ん?』
シンクは、首をかしげて私の元に来る。
『なになに?どうしたの?』
「いや…、その…」
な、なんて言うべきなのかな?
ここは、正直に言うべきなのかもしれないけど、ルルがまだ雪南のこと疑ってるし、もしシンクに本当のこと言ったら、絶対ついて行っちゃう。
「あんたが、シンクか?」
『誰この人?』
「青柳雪南だ。あんたの持ち主からお前を探してほしいと言われてたんだ」
『奇跡が…?』
「奇跡?」
『な、何でもない!』
シンクは、慌てて自分の口を抑える。
『ほ、ホントにその人が私を貴方に探してほしいって頼んだの?』
「あぁ」
『なら大丈夫だよ。今会ってきたから』
「えっ?!」
『会ってきたの?!』
私達は、驚いてシンクに目を向ける。
「会ってきたってことは、記憶が戻ったの?」
『そういうわけじゃないけど、何か引き寄せられる感じがして、その気配を追ったら偶然そこにいて』
偶然で会うものなの?!
それに、何かに引き寄せられたって?
「なら、いいや。持ち主に会えたならそれでいいし」
雪南は、鞄を持って階段を降りて行く。
「あ、あの!」
「なに?」
「えっと…、ありがとう」
「?何でお礼言われるの?」
つ、ついありがとうだなんて言ってしまった。



