『そんな嘘、有水が信じるわけないでしょ?!』
フレイアは、ヒュプの体を突き飛ばす。
『有水に近寄らないでよ!有水には、私が居るんだから』
『……』
ヒュプは、キリッとフレイアを睨みつけた。
『ひぃ?!』
「うっ!」
見た目によらず、こいつは危険だと私は感じた。
怒らせたら駄目だと思った。
『黙れよ……、何の力も持たないゴミの妖精が…。お母さんから運良く神の血を引く双子の妖精に選ばれただけなのに、偉そうに言うなよ…』
フレイアは、私の後ろに隠れる。
『ま、いいか…』
ヒュプは、元の表情に戻ると再び私に言う。
『僕の能力は、人を催眠にかけて操ることが出来るんだ。それで、奈津って子の気持ちを操るんだ』
「そんなこと、本当に可能なの?!」
もし本島に可能なら、奈津くんを私のものに出来る。
『もちろん可能だよ。僕は、お母さんの子供だからね』
そのお母さんって人が誰なのか気になったけど、この子の能力が最優先だった。
「じゃあ、その力見せてよ。奈津くんの中から、望美さんを好きと言う気持ちを失わせて」
『分かった。ちょっと時間かかるけどね』
ヒュプは、そう言うと私に指を差し出す。
「なに?」
『契約の印だよ。ただで能力使うわけにいかないから、成功したら僕が欲しいもの何でもくれるよね?』
「なんでも?」
まあ、この子小さいし欲しいものなんて、お菓子とかぬいぐるみとかでしょ。
「分かった。何でもあげる」
その時、ヒュプがにやりと笑ったことに私は気づかなかった。
『これで契約成立だね。今夜から早速作戦にうつすね』
ヒュプは、そう言うと姿を消した。
『ねえ、ホントに大丈夫なの?』
「大丈夫だって、相手はただの子供なんだから」
私は、再び携帯に目を向けた。
これで奈津くんが手に入るなら、安いもんよ。
フレイアは、ヒュプの体を突き飛ばす。
『有水に近寄らないでよ!有水には、私が居るんだから』
『……』
ヒュプは、キリッとフレイアを睨みつけた。
『ひぃ?!』
「うっ!」
見た目によらず、こいつは危険だと私は感じた。
怒らせたら駄目だと思った。
『黙れよ……、何の力も持たないゴミの妖精が…。お母さんから運良く神の血を引く双子の妖精に選ばれただけなのに、偉そうに言うなよ…』
フレイアは、私の後ろに隠れる。
『ま、いいか…』
ヒュプは、元の表情に戻ると再び私に言う。
『僕の能力は、人を催眠にかけて操ることが出来るんだ。それで、奈津って子の気持ちを操るんだ』
「そんなこと、本当に可能なの?!」
もし本島に可能なら、奈津くんを私のものに出来る。
『もちろん可能だよ。僕は、お母さんの子供だからね』
そのお母さんって人が誰なのか気になったけど、この子の能力が最優先だった。
「じゃあ、その力見せてよ。奈津くんの中から、望美さんを好きと言う気持ちを失わせて」
『分かった。ちょっと時間かかるけどね』
ヒュプは、そう言うと私に指を差し出す。
「なに?」
『契約の印だよ。ただで能力使うわけにいかないから、成功したら僕が欲しいもの何でもくれるよね?』
「なんでも?」
まあ、この子小さいし欲しいものなんて、お菓子とかぬいぐるみとかでしょ。
「分かった。何でもあげる」
その時、ヒュプがにやりと笑ったことに私は気づかなかった。
『これで契約成立だね。今夜から早速作戦にうつすね』
ヒュプは、そう言うと姿を消した。
『ねえ、ホントに大丈夫なの?』
「大丈夫だって、相手はただの子供なんだから」
私は、再び携帯に目を向けた。
これで奈津くんが手に入るなら、安いもんよ。



