「俺は、未来を見る力なんて持ってない。それは、お前自身が見つけろ」
『うん』
私は、頷き蝶の姿に戻る。
『またしばらく会えないけど、一つだけ聞きたい』
「なんだ?」
『貴方の名前―――』
彼は、軽く舌打ちすると、嫌そうに答えた。
「こ……。小日向奇跡(こひなたきせき)だ。ちゃんと覚えとけバーカ」
『馬鹿じゃないし!ちゃんと覚えたよ!』
奇跡は、フッと笑うと歩き出した。
「お前の力を使いたかったら、必ず俺を呼べよ。その時は、必ず来る」
『分かってる』
それを最期に、私達は別れた。
『うん』
私は、頷き蝶の姿に戻る。
『またしばらく会えないけど、一つだけ聞きたい』
「なんだ?」
『貴方の名前―――』
彼は、軽く舌打ちすると、嫌そうに答えた。
「こ……。小日向奇跡(こひなたきせき)だ。ちゃんと覚えとけバーカ」
『馬鹿じゃないし!ちゃんと覚えたよ!』
奇跡は、フッと笑うと歩き出した。
「お前の力を使いたかったら、必ず俺を呼べよ。その時は、必ず来る」
『分かってる』
それを最期に、私達は別れた。



