「分かっただろ。望美さんの周りには、お前以外の男だって居るんだ。ずっと隣に居て欲しいならキスの一つくらいしろ」
「そんなの、分かってるよ。でも、俺は望美を大切にしたいんだよ」
ちょっとずつお互いの距離を縮めて、キスとか手を繋ぐとか、していきたいと思っていた。
だって、俺が変にムキになったり変なことしたら、あいつ怖がるだろ。
俺は、望美にはこの先ずっと隣に居て欲しいって思ってる。
俺には、望美以外考えられないんだよ。
「奈津くんらしい考えだけど、だから誕生日があるんじゃん」
「は?」
そういえば、キスと誕生日は何の関係があったんだ?
「僕たち今日から高校生だし、望美ちゃんも十六歳になるじゃん?」
「だから、新しい一歩として―――」
玲緒と翔が同時に俺の肩に手を置く。
「「キス、奪っちゃおうか!」」
「何でそうなる!!!」
新しい一歩としてキス奪うとか、どういう神経してんだこいつらは!!
「別にいいだろ、望美さんの誕生日プレゼントおまえで決まりだろ」
「はぁ?!」
「そうそう」
そんなことを話しているうちに、電車は駅に着いた。
「あ、駅に着いたよ」
「じゃぁ、この話はここまでだな」
そう言い二人は先に降りる。
「お、おい!話は終わってないぞ!」
俺は、二人を追いかける。
「てゆか!お前たちは、したのかよ!」
「キスのことか?」
「そうだ!」
玲緒と翔は、顔を見合わせて言った。
「もちろん」
「したに決まっている」
「そんなの、分かってるよ。でも、俺は望美を大切にしたいんだよ」
ちょっとずつお互いの距離を縮めて、キスとか手を繋ぐとか、していきたいと思っていた。
だって、俺が変にムキになったり変なことしたら、あいつ怖がるだろ。
俺は、望美にはこの先ずっと隣に居て欲しいって思ってる。
俺には、望美以外考えられないんだよ。
「奈津くんらしい考えだけど、だから誕生日があるんじゃん」
「は?」
そういえば、キスと誕生日は何の関係があったんだ?
「僕たち今日から高校生だし、望美ちゃんも十六歳になるじゃん?」
「だから、新しい一歩として―――」
玲緒と翔が同時に俺の肩に手を置く。
「「キス、奪っちゃおうか!」」
「何でそうなる!!!」
新しい一歩としてキス奪うとか、どういう神経してんだこいつらは!!
「別にいいだろ、望美さんの誕生日プレゼントおまえで決まりだろ」
「はぁ?!」
「そうそう」
そんなことを話しているうちに、電車は駅に着いた。
「あ、駅に着いたよ」
「じゃぁ、この話はここまでだな」
そう言い二人は先に降りる。
「お、おい!話は終わってないぞ!」
俺は、二人を追いかける。
「てゆか!お前たちは、したのかよ!」
「キスのことか?」
「そうだ!」
玲緒と翔は、顔を見合わせて言った。
「もちろん」
「したに決まっている」



