「何だった望美」

「私は、舞台スタッフかな」

「別れちゃったか」

「奈津は何?」

奈津は、私に紙を見せる。

そこには『後夜祭スタッフ』と書いてあった。

『後夜祭スタッフかぁ、何をやるんだ?』

「後夜祭でやる行事や、イベントを考えたり、実行する係だよ」

『後夜祭スタッフ面白そう!』

シンクは、楽しそうに宙を舞う。

「あと、今日の放課後、後夜祭スタッフと本部スタッフと舞台スタッフは、本部会に出ろって言われてるから、さぼるなよ」

「まじかよ…、俺部活に行きたいのに…」

「仕方ないね」

奈津と係が別れたのは残念だったけど、舞台スタッフ係頑張ろう!

『ひひっ!上手くいった!』

私達の知らないところで、フレイアは有水の所へと戻って行った。