「き、今日新が部活休んだんだよ」
「え?」
「家の用事とかでさ、その時は水無月の奴も休んでて、それで……」
「それで?」
奈津は、口元で何かブツブツと言っていた。
『正直にいえ』
「う、五月蝿いぞハヤテ!」
『お前がちゃんと言わないと、望美に伝わらないだろ!』
奈津は、ハッとしたのか私に向きなおる。
「の、望美が…」
「私が?」
「望美が心配だったんだ!」
「え…?!」
思ってもみなかったことが耳に届き、私は目を瞬かせる。
「今日水無月や新が居なくて、もしかしたら水無月が望美に変なことしてて、新がそれを止めに行ったんじゃないかって……」
奈津の頬がみるみる赤くなる。
「そ、それだけ!」
『遊園地でプロポーズしときながら、何でこういう事で恥ずかしくなるのか分からない』
ハヤテは、やれやれって感じて溜め息をつく。
私は、微笑んで奈津の手を握る。
「望美?」
「心配してくれてありがとう。その気持ちが知れて、凄く嬉しい…」
「そ、それはだって…」
奈津が、私の手を強く握る。
「望美は、大切な人だから…」
「奈津…」
私が奈津を見つめたとき、奈津の顔が私に近づいてきて、奈津の唇が私の唇に触れる。
「んっ…」
私は、目を閉じた。
これで、二回目のキス――
奈津の顔が離れ、私は頬を赤く染めて奈津を見上げる。
「え?」
「家の用事とかでさ、その時は水無月の奴も休んでて、それで……」
「それで?」
奈津は、口元で何かブツブツと言っていた。
『正直にいえ』
「う、五月蝿いぞハヤテ!」
『お前がちゃんと言わないと、望美に伝わらないだろ!』
奈津は、ハッとしたのか私に向きなおる。
「の、望美が…」
「私が?」
「望美が心配だったんだ!」
「え…?!」
思ってもみなかったことが耳に届き、私は目を瞬かせる。
「今日水無月や新が居なくて、もしかしたら水無月が望美に変なことしてて、新がそれを止めに行ったんじゃないかって……」
奈津の頬がみるみる赤くなる。
「そ、それだけ!」
『遊園地でプロポーズしときながら、何でこういう事で恥ずかしくなるのか分からない』
ハヤテは、やれやれって感じて溜め息をつく。
私は、微笑んで奈津の手を握る。
「望美?」
「心配してくれてありがとう。その気持ちが知れて、凄く嬉しい…」
「そ、それはだって…」
奈津が、私の手を強く握る。
「望美は、大切な人だから…」
「奈津…」
私が奈津を見つめたとき、奈津の顔が私に近づいてきて、奈津の唇が私の唇に触れる。
「んっ…」
私は、目を閉じた。
これで、二回目のキス――
奈津の顔が離れ、私は頬を赤く染めて奈津を見上げる。



