※お爺さんとお婆さんはお若いです。
言っちゃえば、お兄さんお姉さんです。



『コラー!爺や!待たんかいー!!』


紹介が遅れました!愛称が「お婆さん」こ

と、ピチピチな若き〇〇歳、「お婆さん」で

す!

今はイタズラをしたお爺さんを追いかけ回

しています。


「嫌だーーー!!」


どうしてこうなったかは追々話すとして、

今はお爺さんと楽しい楽しい鬼ごっこ中で

す!(お爺さん必死)


『つっかまーえたー!』


早速お爺さん捕獲。

お爺さんはとても遅いので、意外とあっさ

り捕まえることが出来るんです。

そんなこんなで川まで来てしまったお爺さ

んとお婆さん。

すると川の向こうから、ドンブラコ〜ドン

ブラコ〜と桃が流れてきました。

とても大きな桃だったので、ついいつもの

クセで、お爺さんが写真を取りました。

...。

それも無音のカメラアプリで。

お婆さんはお爺さんよりも桃が気になり、

桃を取りに行きました。

数時間後、泥まみれになって帰ってきたお

婆さんは何も持っていませんでした。


『ごめんごめん…桃取り逃しちゃった。』


そういったお婆さんからは、桃の香りがし

ました。


「何か食ってきた…?」


お婆さんにそう言ったお爺さんは嫌な予感

を当ててしまいました。


『えっとー……桃。』


言いづらそうにしていたお婆さんは少しは

申し訳なく思っているのか、小さな声でそ

う言いました。


「なんで食べんの!?俺の分残しといてって言ったじゃん!!」


えっ!?ちょっと……


「俺だって食べたかった食べたかったー!」


カーーット!!


あのさぁ、もうちょっと上手く出来ない?

ってか何でお爺さんも桃欲しがっちゃうん

だよ。それじゃ大分話が変わってきちゃう

から……。

それにさ、お婆さん何で桃食べちゃった

の?人喰いじゃん。中に子供入ってる設定

なんだよ?わかってる?


『す、すみません…。』

「ごめんなさい…」


わかってくれたらいいんだけどさ、

俺監督なの!!

本当は椅子に座ってまったりしたいんだ

よ!何で俺ナレーション的なのやらされて

んの!?

しっかりしろよ……ったく。

もう一回最初から行くぞ。追いかけ回さな

くてもいいからな。


それからというもの、良いシーンは少しし

か撮れず、世間には知られずに静かに消え

ていったとさ。

おしまいおしまい。


「勝手に終わらすなーー!!」

『勝手に終わるなー!』


別にいいじゃんか。

いい作品一つでも作れたらって思ってたけ

ど、やっぱ無理だな。


『次はちゃんと真面目にするから〜!』

「お願いー!」


最初から真面目にしろっ!!

……ということで、この話はまだまだ続きそ

うです。俺もう嫌なんだけどな…。


次回もよろしくっ!