憑代の柩

「別にお前には興味もないことだろうが。

 僕がモテようが、モテまいが」
と言う。

「興味はないですが、実害があるので」

 一緒に中に入ろうとした衛だったが、外で留まり、言った。

「あまり時間はないんだが、一人なんだろうから、食事くらい一緒にどうかと思ったんだが」
と言う。

「それはお気遣いいただき。 

 でも、なんでしたら、外じゃなくて、家でどうですか?」

「……お前が作るのか?」

「いえいえ、そんな今から面倒臭い。

 何か買ってきましょうよ。
 今日は気疲れしちゃって。

 家でゆっくり食べたいです」

と言うと、衛は同意してくれたが、作らず、どうやって家で食べるのかわからないようだった。