「まあ、ざっくりと調べたんじゃないか?」
「貴方が、あまり警察に介入させたくなかったようですからねえ」
花嫁が使うのに相応しい可愛らしい瓶に入ったコットンや何かはそのまま残されている。
私はそれらの蓋を開けてみながら言った。
「あづさは人を殺していましたが、あの時点で、貴方はそれを知らなかった。
なのに、何故ですか?」
背後の衛は答えなかった。
「あづさが何かしたんじゃないかと疑っていたからですよね。
確かに彼女は何かを企んでいました。
ただし、それは爆破事件じゃない。
彼女は他人を巻き込んでまで、何かを成し遂げようとする人間じゃない。
あづさの人となりはわからないと言っていましたが、まあ、そのくらいはわかっていたんじゃないですか?」
私は鏡台の後ろから見つけたものを手に、立ち上がる。
あのポーチだった。
落ちていたのか、とっさに佐野あづさ―― 秋川奏が隠したものなのか。
「貴方が、あまり警察に介入させたくなかったようですからねえ」
花嫁が使うのに相応しい可愛らしい瓶に入ったコットンや何かはそのまま残されている。
私はそれらの蓋を開けてみながら言った。
「あづさは人を殺していましたが、あの時点で、貴方はそれを知らなかった。
なのに、何故ですか?」
背後の衛は答えなかった。
「あづさが何かしたんじゃないかと疑っていたからですよね。
確かに彼女は何かを企んでいました。
ただし、それは爆破事件じゃない。
彼女は他人を巻き込んでまで、何かを成し遂げようとする人間じゃない。
あづさの人となりはわからないと言っていましたが、まあ、そのくらいはわかっていたんじゃないですか?」
私は鏡台の後ろから見つけたものを手に、立ち上がる。
あのポーチだった。
落ちていたのか、とっさに佐野あづさ―― 秋川奏が隠したものなのか。



