憑代の柩


 

 学校帰り、雨のしずくの残る陸橋を私は見ていた。

 周囲に視線を巡らす。

 人の気配すらない。

 本当に居るのか、ボディガード、と思いながら、アパートに帰る。

 鍵を開けようとしたとき、いきなりドアが開いた。

 えっ!?

 此処の鍵は自分と衛と大家くらいしか持っていないはずなのに。

 いきなり中に居た人物に口と胸許を掴まれ、引きずり込まれる。