憑代の柩

「貴方が雇っていた、流行さんの相棒の探偵さんです。

 あづささんがその方を殺そうとしたんですが、実は死んでなくて、復讐のために、あづささんを」

「お前……殴られるぞ」
と衛は溜息をつく。

「誰にですか?」

「いろいろとだ」
とだけ、衛は答えた。

 いつの間にか赤になっていた信号がまた変わったようだった。

 車は勢いよく走り出す。