「なるほど。
つまり、それらの人々の事件当時の居場所ははっきりしているわけですね」
「……僕を疑っているのか?」
「いえ、単に何処に居たのかな、と純粋に疑問に思っただけです。
そしたら、思ったより、怪しい答えが返ってきただけで。
でもまあ、かえって怪しくないですかね。
貴方が犯人なら、辛うじて怪我しない程度の位置に居るか、仕事をしてるか、もうちょっとマシなアリバイを作るでしょうから。
今回は、祭壇のある教会内部は無事だったようなので、そちらに居るのが賢いと思いますね」
「お前の言い方はなにやら情がないな」
と見るからに情のなさそうな男に言われてしまった。
「僕にはあづさを殺す理由はないし。
犯人だったとしても、お前を雇ってまで、自分が犯人であることを暴くほど自虐的でもない」
「私を囮に使った挙げ句に、暴けない、という選択肢もありますが。
後から公表すれば、そこまでやったのに駄目だった、悲劇の夫を演じられますしね」
「公表できるわけないだろう。死者を偽ったのに。
お前はどうしても、僕を犯人にしたいようだが」
つまり、それらの人々の事件当時の居場所ははっきりしているわけですね」
「……僕を疑っているのか?」
「いえ、単に何処に居たのかな、と純粋に疑問に思っただけです。
そしたら、思ったより、怪しい答えが返ってきただけで。
でもまあ、かえって怪しくないですかね。
貴方が犯人なら、辛うじて怪我しない程度の位置に居るか、仕事をしてるか、もうちょっとマシなアリバイを作るでしょうから。
今回は、祭壇のある教会内部は無事だったようなので、そちらに居るのが賢いと思いますね」
「お前の言い方はなにやら情がないな」
と見るからに情のなさそうな男に言われてしまった。
「僕にはあづさを殺す理由はないし。
犯人だったとしても、お前を雇ってまで、自分が犯人であることを暴くほど自虐的でもない」
「私を囮に使った挙げ句に、暴けない、という選択肢もありますが。
後から公表すれば、そこまでやったのに駄目だった、悲劇の夫を演じられますしね」
「公表できるわけないだろう。死者を偽ったのに。
お前はどうしても、僕を犯人にしたいようだが」



