木曜日の、10時過ぎ。
最後に訪れた非日常には、まるで日常なんじゃないかって疑うくらい穏やかな時間が流れてて、“1日”の中に真尋の姿が在ることに、やっぱり何の違和感も抱かないの。
「……そうだ。ねぇ。私、行きたいとこあるんだけど」
「今日?」
「今日じゃなくていい。明日でも明後日でも、明々後日でもいいの。USJに行ってみたい」
駄目かなぁ、と語尾に付け足すと、真尋は優しく笑って、
「駄目なわけねえだろ」
くしゃくしゃと、私の頭を撫でた。
真尋にとっては何でもないはずの仕草も、私には慣れなくて照れくさい。
「昨日も観光したいって言ってたもんな。……よし、明日、大阪の色んなところに行こう。USJは明後日。それでいいか?」
「うん、いい。ありがとう」
何でかなぁ。
ぶっきらぼうだけど包み込むような真尋の雰囲気は、甘え方を知らない私を無条件に甘やかしてくれる。
それがやっぱり慣れなくてくすぐったくて、でも全然、嫌じゃない。
最後に訪れた非日常には、まるで日常なんじゃないかって疑うくらい穏やかな時間が流れてて、“1日”の中に真尋の姿が在ることに、やっぱり何の違和感も抱かないの。
「……そうだ。ねぇ。私、行きたいとこあるんだけど」
「今日?」
「今日じゃなくていい。明日でも明後日でも、明々後日でもいいの。USJに行ってみたい」
駄目かなぁ、と語尾に付け足すと、真尋は優しく笑って、
「駄目なわけねえだろ」
くしゃくしゃと、私の頭を撫でた。
真尋にとっては何でもないはずの仕草も、私には慣れなくて照れくさい。
「昨日も観光したいって言ってたもんな。……よし、明日、大阪の色んなところに行こう。USJは明後日。それでいいか?」
「うん、いい。ありがとう」
何でかなぁ。
ぶっきらぼうだけど包み込むような真尋の雰囲気は、甘え方を知らない私を無条件に甘やかしてくれる。
それがやっぱり慣れなくてくすぐったくて、でも全然、嫌じゃない。



