私は理解できなかった。まるで自分が自分じゃないかのようだった。
また、殺してしまった。
せっかく時間が戻ったのに
涙が止まらない。
苦しい。
私は右手に持っていたナイフのことを思い出した。
彼に刺されていたナイフを抜き取ると、刺さっていた傷口から赤い水が大量に流れ始めた。
私は抜き取った血だらけのナイフを見て恐れることなく、とても冷静に私は自分のお腹を見た。ナイフを両手で強く握りしめ、自分のお腹にナイフを差し込んだ。
体に激痛が走った。
「...!!ヴぁ」
口から血が出る。
痛い。
痛い。
「ヴァヴァァ」
痛みのあまり自分でも何をいっているのか分からない声が出ていた。
しばらくして救急車がやって来た。私と彼が救急車に乗せられる。
神様。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
すると突然
目の前が真っ暗になった。
ブチッ