しばらくたって、颯が立ち上がった 「次は俺の番」 そう言って部屋の外から持ってきたのは、小さな花束と小さな袋 「どうぞ」 そう言って小さな花束を差し出される 「ありがとう」 笑顔で受け取る バラの花束みたいだけど・・・数が半端 4本・・・? 「赤いバラが4本の花束・・・」 『 送る花束の本数に意味があるって流行ってるのよ 』 花奈との会話が思い出される 4本は確か・・・ 「一生愛し続ける?」 「あ、知ってた?」 嬉しそうに私を見る颯が目に入る