いつだって




でも、今年は颯と2人きり



楽しみな反面ちょっと緊張しているのも事実で・・・



「ちゃんと準備してあるの?」


「・・・・・・え?」



いきなり隣から聞こえてきた声に我に返る



じゅ、準備って・・・もしかして・・・



「颯くんとヤ」
「あーーーーーーー」



花奈の言いたいことが分かって、声で遮った



平然を装っているけど、きっと私の顔は真っ赤になっていて



「そ、そんな事には・・・ならないは、ず・・・」



真っ赤な顔で言った私に、あきれた顔を向ける花奈




「颯くんだって男の子だよ?しかも、颯くんの部屋なんでしょ?・・・いくら優しいからって・・・颯くん可哀想に・・・」



颯に対して憐れみの目を浮かべている