きみに触れられない

違うって、言いたかった。

そんなことないって、言いたかった。

仲良くなりたいんだって、伝えたかった。


それなのに、もう言えないかもしれない。


「もう迷惑かけない」って、もう私と話さないってことなのかな。


それは、そんなのは、嫌だ。


嫌だよ。


だって川島さんは。


こんな私に挨拶してくれた、初めてのひとだ。


できるのならもっと話してみたい。


話す前に、ちゃんと言いたい。


迷惑じゃなかったよって。

手伝ってくれてありがとうって。


それから、言うんだ。

ハルに、話せたよって。


正直、これからどうなるかなんて自分でも分からない。

自分の想いをそのまま伝えたら、このまま川島さんと話せなくなってしまうかもしれない。

最早、自分の想いを伝えることすらできないかもしれない。



でも、それでも。


私は信じてみたいんだ。



ハルが言った言の葉を。