プルルルル。妖の携帯が鳴り出した。
画面には秋のお母さんと出ていた。
なんだろう…

「はい。もしもし?」

「あ、妖?私よ」

「どーかしたんですか?もしかして秋に何か!?」

「あー違う違う!秋はなんも変わりないわ。そのお願いしたいことがあって」

お願い・・・珍しいと思いながら返答するとガタンと後ろから何かが倒れる音がした。
音のした方へ行くとまだ入院していない時に2人で撮った写真が倒れていた。
それを見た瞬間、胸騒ぎがした。