「1・2、1・2、」
先ほどから緩やかな春風に、桜の花びらが舞っているだけだった裏庭の並木道。
午後からの部活動が始まり、ランニング中の野球部の一団がこちらに近づいていた。
元々男子校時代から、文武両道を掲げ一定の成果を収めていた運動部。
共学化を機に、さらなる飛躍を目指そうと強化費が増大し、以前にもまして盛んに活動している。
女子高時代は野球部やサッカー部など、男子主体の部は創設されていなかったので、美月姫にはとても新鮮。
「……場所、変えようか」
ランニング中の野球部以外にも、部活動の行き来のためか人通りが激しくなってきた。
優雅は沈黙の妨げられたこの場を去ろうと提案する。
「じゃ、せっかくだから近くのラッキーピエロで、お茶でも」
美月姫は学校から近い、生徒の下校後のたまり場になっているファーストフード店を提案したのだが、
「いや、あまり人目に付く場所はよくない」
人目を忍んで帰省している優雅は、知り合いに遭遇する可能性のある場所は避けたいと言った。
「それならどこにする?」
「うちに来ない?」
「えっ!?」
先ほどから緩やかな春風に、桜の花びらが舞っているだけだった裏庭の並木道。
午後からの部活動が始まり、ランニング中の野球部の一団がこちらに近づいていた。
元々男子校時代から、文武両道を掲げ一定の成果を収めていた運動部。
共学化を機に、さらなる飛躍を目指そうと強化費が増大し、以前にもまして盛んに活動している。
女子高時代は野球部やサッカー部など、男子主体の部は創設されていなかったので、美月姫にはとても新鮮。
「……場所、変えようか」
ランニング中の野球部以外にも、部活動の行き来のためか人通りが激しくなってきた。
優雅は沈黙の妨げられたこの場を去ろうと提案する。
「じゃ、せっかくだから近くのラッキーピエロで、お茶でも」
美月姫は学校から近い、生徒の下校後のたまり場になっているファーストフード店を提案したのだが、
「いや、あまり人目に付く場所はよくない」
人目を忍んで帰省している優雅は、知り合いに遭遇する可能性のある場所は避けたいと言った。
「それならどこにする?」
「うちに来ない?」
「えっ!?」



