小学生の高山君は
テレビの主人公が繰り出す


すごいカードがほしくてほしくて
しょうがなかったのだ。


テレビの主人公が持っている
すごいレアカードは


現実にも存在している。


でも

その数は非常に少なく
誰でも手に入るものではない。


高山君が暮らす街にも
レアカードは存在しているのだが


わずかに一枚だけが
カード専門ショップの


ショーウインドに
偉そうに陳列されており


法外な値段で取引されている。


もちろん小学生の高山君が
手に届くような値段ではなかった。