水男(ミズオ)

つぶやくように自分の言いたいことを言った
高山は亜美をじっと見た。


「お前も気を付けろよ。


あいつに子犬みたいにじゃれついてたら……」


また口角を上げ
いやらしく笑う高山。


「食い殺されちゃうかもよ」


高山の話を聞いても
亜美はまったく表情を変えない。

そして
亜美はモニターを見つめながら
こう言った。


「証拠もなく人を中傷する人が
私は世界で一番嫌い。


私は俊介さんより
高山君を警戒することにします」


亜美は高山を一切見ない。


「もう永遠に話しかけないで」


亜美の言葉を聞いて
高山は舌打ちをした。


「そうかよ。せっかく忠告してやったのに
もう勝手にしろ」