水男(ミズオ)

亜美は大きく息を吸い込んで
俊介に言葉を突きつける。


「あなたは水を求めて
床をなめる醜い妖怪


水男(ミズオ)。



善良な人を
なぶり殺しにした罪を背負って


死になさい」


わずかに残った水をなめた俊介。


しかしそんなもので
喉の渇きが癒されるはずもない。


「水……水……


なんでお前にハッキングなんて
できるんだ?


そんな高度なこと
なんでお前が……」




落ちくぼんだ目で亜美を見つめる俊介


いや
妖怪水男は亜美に言葉をかける。


その言葉に亜美は一瞬
真顔になった。


「この世界で私に
出来ないことなんてない」