水男(ミズオ)

亜美の目から
一筋の涙。


「ちひろがいなくなってから
ボクはまた一人になった。


でも


もしかしたらまた会えるんじゃないかと
私はずっとあのカードゲーム屋に


通っていた。


すると会えたんだ。
また友達に」


優しい瞳で真理子だった物体を
見つめる亜美。


「真理子は私に笑いかけてくれた。


私のことを気持ち悪いとも
言わず普通に接してくれた」


思い出に浸る亜美。


そんな亜美を
俊介は異様な目つきで睨んでいる。


「亜美。お前は化け物だな?
人の心が読める妖怪だろ?」


喉をかきむしりながら
俊介が声を荒げる。


「でもな!お前の予言は
外れるぞ。


必ず!必ずお前のような
化け物は俺が殺してやる。


死ぬのは俺じゃなくて
お前だ!」