水男(ミズオ)

「思い出したぞ……」


息をのむ高山。


「小学校の時

俺がいっつも通ってた
カードゲーム屋で……」



額から汗がジワリ。



高山は心臓の高鳴りが
止まらない。


「殺された女の子と
デュエルしたことがある。


たったの一度だけだったけど。


たったの一度だけあの
殺された女の子と俺は
対戦している!」




高山は手に持った予言の魔女を
照明にかざした。


照明に照らされたカードが
きらきらと光っている。


ミステリアスな美女がほほ笑む
カードのデザインは


小学生当時のまま。


「そして小学生の時の俺は

今と同じように
予言の魔女、ネクストビューティーに


翻弄され敗れ去った。


でも一つだけ違うところがある。


あの時のデュエルには……」


高山はつぶやくように
言葉をつづけた。