水男(ミズオ)

俊介は心の中で笑いが
止まらない。


亜美の首筋を見つめる俊介。


今からこの首を切り取るかと思うと
俊介はおかしくて仕方がなかった。


豚には死を。


安らかな死を与えなければならない。


この豚は生きていても
何の価値もない人間。


生きている価値のあるのは
自分のような立派な人物だけ。


豚は世間に毒をまき散らすだけの
無駄な存在。


そう。


無駄。


僕の腕の中で酔っ払っている
この豚は生きているだけ無駄なのだ。


だから始末する。


どうせこいつも
しばらくしたら


僕に喚き散らして
部屋を破壊するようになるだろう。


だからその前に殺す。


僕は何も間違っていない。


間違っているのは
世間の法律だ。


無駄な人間を始末したら
なぜ警察に捕まるんだ?