水男(ミズオ)

高山の読み通り
亜美はいつもの帰り道である


駅へと向かっていった。


帰るとは思うけど
一応心配なんで


駅まではついていこう。


そう思った高山は
亜美の後ろをついていく。


やがて人でごった返す駅へとついた亜美。


駅は帰宅ラッシュの波で
非常に混雑している。


人の波で
亜美を見失いそうになりながらも


必死でついていく高山。


猛烈な人の波の中で
あとをつけるのはとても難しい。


「あれ?」


高山は一瞬亜美を見失った。


「やばい!」


そういった高山は
あたりを見渡す。


だが見失ったのはほんの少しの
間だけだった。


亜美を見つけた高山はほっとした。


しかし次の瞬間


高山のスマホが
着信音を鳴り響かせた。