そして全裸になった俊介は
シャワーの蛇口をひねった。


熱いシャワーを浴びながら
一日の疲れを洗い流す。


濡れた髪の毛の間から
鋭く光る俊介の眼光。


鍛え上げられた肉体を
流れ落ちるしずくをじっと見つめながら


俊介はまたつぶやいた。


「ママ……」


シャワーを止めて
バスタオルで体をふく。


「ママ以上の美人には
まだ巡り合えてないよ……」



ガウンを着て部屋に戻った俊介は
巨大な冷蔵庫の前を通り過ぎて


もう一つ置いてある
一人用の小さい冷蔵庫を開けた。


中にはびっしりと
ミネラルウォーターのボトルが


詰め込まれている。