運動をして汗をかいたから
喉が渇いてしょうがない。


俺は風呂場を出ると
冷蔵庫を開けた。


中には
来るべき災害に備えて


常にミネラルウォーターが
常備されている。


俺は栓を開けると
一気に水を飲み干した。


おいしい。


今まで感じたことが無いぐらい
水がおいしく感じる。


俺はもう一本開けて
飲んだ。


身体に電流が走ったのかと
思うぐらい


冷たくておいしい。


俺は水のおいしさに
恍惚としながら


しばらく床に座り込んでいた。


外は西日が落ち
もう黄昏時を迎えようとしていた。