【龍二 Side】



それから、美月と約束していた花火は…



何故か、いつものメンバーと行く事になり、残念な結果となった。


それから、夏合宿の出来事が夢だったのかと思うくらい、美月とは何の進展もなく、オレ達は二年に進級した。


合宿が終わってから、部活の大会に向けて忙しくなり、秋までは毎日の練習も増え、練習試合と目が回る程だった。


大会が終わってからは、テストや部活達のお別れ会など面倒な行事が次々にあって気が付けば、季節は、冬から春に変わろうとしていた。


ただ、忙しい中にも美月とは毎日メールだけは、していた。



たった、それだけかも知れないけど、とても大事で一言だけでも嬉しかった。