「遥。」 振り返るとそこにいたのは息を荒げた青だった 「俺も行く。」 「遥はダメ。」 「なんで。 俺は美麗を危険な目に合わせたくない」 まっすぐな目 「私はずっとこういう時1人だけ守られてた。 私だって皆を守りたいの。 私、漣 愛兎の子供よ。 漣の一員なのに… 今まで何もして来てない もういやなの… 何もできないのは………」 …… 沈黙 「分かった。 ただし俺も一緒に行く… 俺は美麗を守りたい。」 2人で門の先を見る 手を繋いだ…… 「ここにいたら危ないよ。」 初めて聞く声だった