いや、なんていうか……こう。 分かってんだけど、瑠璃のことをどう思ってんのかなんて。 そんなことを頭の中で考えていると、階段の踊り場のところから声が聞こえた。 「ほら、早く来いよ、瑠璃」 「え、待ってよ楓!」 ……いきなり、抱きついたり。 瑠璃と仲のいい男に変な感情抱くのも、全部全部。