魔法使いだけだ。 何で魔法使いが。私に向かって火を? 考えていると、また気配を感じる。 足元に飛んでくる火玉をよけた。 ーー後ろだ。 多分ー...学校の体育館の裏らへんから飛ばしてるな。 この威力は普通の魔法使いだ。 そう思っている間も火玉が飛んでくる。 これは絶対私を狙っているな。 「原田真広ごめん!ちょっと用事思い出した!」 原田真広は離れてもらわないと。 火玉がもし当たれば火傷するし。