お前、俺に惚れてんだろ?

マヤちゃんを探しに行っていたのか、最後の出番を控えていた優馬くんが、どこからともなく戻ってきた。


「…どうしようっ。このまま劇、中止になるの…?」

「せっかくここまで、がんばってきたのに…」


不安そうな声が、あちらこちらから聞こえる。


…こんなところで、劇を中止にしたくないっ。


けど、もう1人の主役がいなければ、このまま続けるなんてことはできない…。