祥之助の両眼にともる黄金色と、その頭のそばにただよう宝珠の破片が、祥之助の華やかな顔立ちを照らしている。
「こんばんは、四獣珠の預かり手の諸君。ボクは文天堂祥之助。四獣珠より上位の宝珠を預かる身だ」
祥之助の言葉を受けて、黄金色が強く明滅した。
今は四つに割れた姿をしている。
かつては球形だったはずだと想像して、ゾクリとした。
うまく言えないけれど、直感的に。
完全体の黄金色を再現してはならない。
ぼくの感じた不吉さを、理仁くんが言葉にした。
「四獣珠の上位って、その金ピカの浮いてるやつ? 何か、そいつ、ヤバいやつじゃねーの? きみ、取り憑かれてない?」
「ボクは正気だ」
「はい出た。頭おかしいやつは必ず、自分は正気って言うんだよ」
「勝手にほざいてろ」



