祥之助の両目の色に違和感があった。
直感的に、黄色いと思った。
でも、改めて観察しても、ただのブラウンだ。
カラーコンタクトレンズでも入れている?
玄獣珠が、かすかに何か言った。
いや、そんな気がしただけだろうか。
立ち止まっていたぼくと瑠偉に、祥之助は顔をしかめた。
「邪魔だ。そこ、どけよ」
挨拶もなく、傲慢《ごうまん》なセリフ。
声変りしたばかりのような細い声なのが、命令口調の生意気さに拍車をかけている。
「年上の人間に対して、初対面で、その口の利き方ですか?」
「はぁ? 年上が何だって? ちょっと先に生まれたくらいで、無条件に敬われるとでも思ってるのか?」



