緩やかに波打った髪を、そっと撫でる。
頬も赤いけど、耳はもっと真っ赤だ。
少し冷えたわたしの指先に、海牙くんは喉を鳴らした。
「気持ちいい」
「こんな様子じゃ、日付が変わるまで保たないわね。せっかくプレゼントを用意してるのに」
「さっき、もらったけど?」
「あれは誕生日のプレゼント。それとクリスマスは別よ」
満足そうに、薄い唇が微笑んだ。
小さいころ、誕生日とクリスマスがひとまとめだったんだって。
すねちゃったんだろうな。
そのせいもあって、誕生日を人に言いたくないんでしょ?
「リアさん」
「何、子猫ちゃん?」
「にゃあ」
まさかの冗談はお酒のせい?
「やっぱり外で飲ませなくて正解だわ」
子猫ちゃんな海牙くん、かわいすぎるもの。
誰かに拾って持っていかれたら困る。



